新たな人生を一歩踏み出す1枚の絵

アイテムエピソード

chair-in-field-785232_1280.jpg

なんて透き通るような声なんだろう・・・

と思いました。

 

キラキラした、

優しい空気の流れを感じました。

刺さるような高音の声ではなく、

かと言って、

か細いわけでもなく。

心地のいい、

そよ風みたいな声の素敵な女性です。

彼女の素顔って?

彼女には

いつもお世話になりっぱなしのくせに、

生意気なことを言う年下の私の言葉にも、

きちんと応えてくれる優しいお姉さん。

いつの頃からか、

前に前に進みたいと思う気持ちを、

彼女が声に乗せて

私に届けてくれるようになりました。

彼女自身、

気がついていたのかはわかりませんが、

キレイな声の陰から、

心の奥の重い重い声も乗せてきていました。

重低音のようなものが隠れていたのです。

 

 

転機なの?

あるとき、

人生の一大事ってこんなに続くのか?!

ということが、

彼女に立て続けに起きてしまいました。

そんな大事なことも、

私に話をしてくれていました。

だからこそ、

少しでも力になれたらとも思いましたが、

自身で越えないとならないことばかりで、

そのことを、

こんなに大変な状況の人に伝えられない

と思いながらも、

出来る限り、

お話を聞かせていただいていたと思います。

 

光を掴みたい!!

ご家庭のこと。

ご自身の身体のこと。

 

彼女がとんでもなく辛いことに遭い始め、

でも、

そこまでにならないと

自分自身の人生ことを

本気で見つめ直せなかったんだと、

ようやく気づき始めたようでした。

わかってはいても、

伏せていたのかもしれません。

 

自由に自分らしい生き方がしたい

 

と、

心底そう思うようになったようでした。

身体のこともありながら、

二人の子供さんを育てないといけない。

生活もしていかないと。

どれだけ辛かっただろうと思いますが、

自分の生き方のベクトルが定まった頃から、

声に重さが乗らなくなってきたのです。

ブレはあっても、

声に軽さが出てきました。

それからの、

彼女の努力と気力と前向きのエネルギーは

凄まじいものでした。

 

 

新しい人生のスタート

私には真似ができません。

“この人、スゲ~・・・”

この一言に尽きます。

それくらいのエネルギーを出していて、

病気は、

今後の人生には全く問題のないものだろうと、

誰が見ても、

当たり前のように感じさせるほどの姿でした。

身体のことも抱えながら子供を育て、働き、

自身も学びたいことを精一杯学んで。

いつもこんなことも言っていました。

 

“私は誰かのためになりたい!!”

 

どうせ無理だし・・・

のような、

ネガティブな言葉は

ほとんど聞いたことはありませんでした。

 

頑張って疲れて、

また頑張って。

それを繰り返しながらも、

いつのまにか、

病気も克服されていました。

 

夢を叶えるために

そんな彼女から、あるお願いをされました。

“絵を描いてもらえないかな・・・”

虹と月のモチーフの名刺にしたいと。

 

私の描いた絵が、

これから彼女の歩む人生の

何かになってくれるかもしれないと思ったら、

悩んだり、

断る理由なんてありませんでした。


月は暗い時には光になり
虹は光が見せる必要な全ての光の色
沢山の人たちの光になってほしい

 

というイメージで描きました。

彼女は最近、

自分の力で素晴らしい夢を叶えました!!

自分らしく生きること。

 

本当にスゴイ人です。

名刺も作って、

使ってくださっているようです。

 

出会ってから8年です。

いろんなことがお互いにありましたが、

やっぱり、日々大変なことがあったとしても、

大事な人がシアワセになっていく姿を見ることは、

シアワセなものです。

 

彼女から沢山の学びがありました。

きっと、

これからも学ばせていただくのだろうと思います。

人間って、

弱いけど、強いんですね。

 

ず~っと応援しています!!

 

moco-nico

 

The following two tabs change content below.
moco-nico

moco-nico

心理士・カラーボトルカウンセラーの“moco-nico”です。 シアワセな毎日を送るきっかけになるような、その人その人に合うオリジナルアイテムを作らせていただいています。
タイトルとURLをコピーしました