梅雨の時期こそ要注意!!季節性うつにならないための対処法とは?

お役立ち

まもなく梅雨の時期ですね。

GWの賑やかさも落ち着き、

真夏のような暑さも落ち着きますが、

一変して、

本格的な夏の前に梅雨がやってきます。

 

梅雨って、

憂鬱な気分になりがちなところはありますが、

梅雨の時期ならではの楽しみ方もあります。

梅雨の時期の憂鬱さの原因と、予防、

楽しみ方をご紹介します。

梅雨はどうして憂鬱なの?

天気が良くなかったり、

雨降りが続くと、

気持ちが上がらないことも多くなりますよね。

雨やジメっとした空とともに、

気持ちもどんよりしてしまう・・・

日照時間も少なくなってしまうことも、

憂鬱の原因の一つではあるようです。

※ 全てではありませんが。

 

 

季節性のうつ病の原因にも

うつ病にもいろいろありますが、

秋から冬にかけ毎年症状が現れやすくなる、

【 季節性うつ病 】

といううつ病があります。

【 季節性感情障害(SAD) 】

とも言います。

この病気は、

日照時間が短くなる、

10月から11月にかけて症状が現れ始め、

日照時間が長くなる3月頃になると回復、

というサイクルを繰り返します。

その症状から、

【 ウインターブルー (冬季うつ病) 】

という別名もあります。

季節性うつ病は、

症状が重くなると、

日常生活に支障をきたすこともある

深刻な病気でもあります。

 

冬の次に起こりやすいのが、

梅雨時期だといわれています。

 

どうして梅雨の時期に起きるのか?

梅雨の時期は、

日照時間の減少に加えて、

気圧・温度・湿度の変化が激しいので、

その影響を受けるためではないかと考えられます。

 

日照時間の減少

冬の時期よりも、

日の出は早く、日の入りは遅いのですが、

曇りや雨の日が多くなることで

日照時間が減少します。

日光に当たる時間が減ってしまうと、

体内時計の乱れが生じ、

メラトニンセロトニンといった

ホルモンの分泌量にも影響が出てしまいます。

さらに、

日照時間の減少から、

睡眠ホルモンといわれる、

メラトニン

の分泌量が低下するので、

げっそり・・・

 

そのことが原因で、

睡眠障害を引き起こしてしまったりもします。

梅雨の中休みには、

少しの時間でも日光浴をすると良いようですよ。

 

高い湿度

夏季の快適な湿度は、

40~60%くらいであると言われています。

80%を超える湿度となれば、

かなりの不快感をもたらします。

これはヤバいですね~(;’∀’)

 

梅雨の時期は80%近くにまでなりますので、

体感だけではなく、

不快な湿度は心にも大きな影響を与えます。

また、

梅雨の時期と言えば、

湿度ともに温度も高いため

カビノミダニが繁殖しやすい状況にあります。

どちらも70%以上の湿度を好むと言われていますので、

さらに不快指数は上がっていきます。

これもスゴいwww!!

 

これらのハウスダストがアレルギーを引き起こし、

さらなるストレスの原因となる場合もあるので、

こまめな掃除と、

換気や除湿に気を付けながら、

清潔な状況を保つことも、

梅雨時の心身の健康管理に繋がります。

 

急激な気圧の変化

梅雨前線が活発になると雨が降ります。

低気圧の影響です。

低気圧は雨を降らせる以外にも、

自律神経を乱すほどの影響もあります。

 

高気圧の影響で晴れた日に活動的になるのは、

空気中の酸素が多くなることで

エネルギー燃焼がとても良くなり、

交感神経が活発になります。

体も心も軽く感じるのはこのためです。

やる気あるね!!

 

対して、

低気圧で天気が悪い日は、

やる気が出ない感覚になりがちです。

これは副交感神経が大きく影響してくるのです。

この副交感神経は、

眠っているときに働いてくれる神経で、

リラックスしているときに働いてくれます。

低気圧が発達しているときには酸素の量が減るので、

エネルギーの消費も減少してしまいます。

副交感神経が働きすぎて、

リラックスを越えて、

だるい、体が重い、眠い、

なんとなくやる気が出ない…

という不快感に結びついていくようです。

うつとまではいかないものの、

梅雨のやる気が出ない感覚は、

副交感神経が働きすぎてしまう影響もあるのです。

 

交感神経と副交感神経の

どちらの神経もバランスが崩れてしまうと

体調にも現れてしまうので、

天候も参考にし、予測しながら、

体調管理をすることも大切のようです。

 

梅雨寒と冷え

梅雨に時々訪れる寒さの影響を考えると、

梅雨時期のほうが

うつに対する注意は必要かもしれません。

寒暖の差が出ることが梅雨寒の特徴ですし、

また、

蒸し暑い外から

クーラーの効いた室内への出入りも、

体にとっては大きな負担となります。

寒暖差のストレスも、

自律神経を乱す原因ともなるのです。

体の冷えやすい女性は乱れやすいようです。

この時期は、

薄手のカーディガンやストールなど、

予防的に持ち歩くことはおすすめです。

 

暑いときは、

冷たい食べ物や飲み物が欲しくなりますよね。

ただ、あまり摂り過ぎても

体の内側から冷やしすぎてしまい、

かえって

自律神経を乱してしまうことにもなるのです。

急激な寒暖差を体に与えてしまっている、

ということになるので、

だるくなってしまったり、

冷えることでむくみが生じたり。

夏バテにもなりやすくなるのです。

できれば、

常温の飲み物が適してはいますが、

時々、冷たいものを取り入れたりと、

加減をすることが大事なようです。

 

梅雨を快適に過ごしていくためには?

何をするにも、

心身が元気じゃないと楽しくありませんよね。

そのためには、

バランスの崩しやすい梅雨だからこそ

取り組んだほうが良いことがあります。

どんなことなのでしょうか?

 

規則正しい生活のリズムを保つ

梅雨の時期は、

生活リズムの乱れが、

心身の不調につながりやすい季節

とも言われます。

食事睡眠は大切です。

可能な限り、

食事や睡眠の時間をきちんと決め、

自分にとって規則正しい生活を心掛け、

生活リズムを保つことが大切です。

ただし、

規則正しくすることにこだわりすぎると、

それがストレスにもなりかねないですし、

食事を抜いたり、

睡眠不足が一番よくないので、

無理なく食事を楽しんだり、

ゆっくり休めそうな枕に変えてみたりなど、

楽しみながら工夫をしてみてもいいですね。

 

食事でセロトニンを増やす

また、必須アミノ酸の

トリプトファン

は、セロトニンの素になるので、

食べ物としても取り込む必要があります。

トリプトファンは

体内では生成されないため、

食品から摂取が必要です。

トリプトファンは主に乳製品に多く含まれています。

さらに、

トリプトファンからセロトニンを生成するときには

ビタミンB6が必要になってくるので、

乳製品と一緒に

ビタミンB6(かつお・まぐろ・牛レバー・さんま・バナナなど)

の食品を一緒に摂ることが重要です。

炭水化物に偏ると、

摂取量は足りなくなってしまいがちです。

バランスも考えながら、

トリプトファンを多く含む、

乳製品大豆製品ナッツ類などを

積極的に摂るようにしましょう。

※トリプトファンは動物性の食品より、

植物性の食品の方が吸収率が良いのでおすすめです。

 

睡眠の質を良くする

蒸し暑くて寝苦しさも感じ始める季節ですので、

快適な睡眠が取れないと心身の不調にもつながります。

できるだけ質のいい睡眠で、

身体を休ませたいですよね。

 

起きてから16~18時間後

に眠くなるピークの時間帯が来ますので、

この時間帯に眠りにつく時間を設定すると、

安眠に入りやすくなります。

 

朝起きる時間を決めて、

睡眠時間を確保するために逆算。

“ 何時までに寝よう ”

という考え方は、ごく当たり前のことですが、

なかなか寝付けないことがあるんです。

ね、眠れない・・・

 

今朝は何時に起きたか

という視点に変えることで、

眠りにつきやすい時間帯はこのあたり

という意識を持つと、

睡眠リズムを整えやすくなってきます。

 

適度に体を動かす

梅雨の時期は、

外に出ることも減りがちですね。

でも、汗をかくことも大切です。

気温の上昇とともに、

汗を出して体温調節をしますが、

湿度が上がってくると汗をかきにくくなります。

普段から運動習慣のない方や

エアコンの効いた室内で過ごすことが多いと、

汗をかきにくく、

自分自身で体温を下げにくくもなるので、

不快感も高まります。

身体と心は連動していますので、

身体の不快は、心の不快へとつながります。

一日に一度は汗をかいて、

汗をかきやすくすることも大切です。

わざわざの運動ではなくても、

階段を使ってみたり、

ストレッチもいいでしょう。

雨が降ると運動も難しいですが、

家中のふき掃除をしてみたりと、

普段の生活で体を動かす工夫も、

梅雨の時期に取り組んでみるのも良いですね。

 

暑い季節は、

シャワーだけの場合も多くなると思いますが、

湯船につかり体温を上げ、

汗を出して代謝を高めましょう。

 

まとめ

梅雨の時期は、

どうしても気持ちも下がりやすくなりがちです。

自律神経の乱れを最小限にするために大事なことは、

  1. 規則正しい生活のリズムを保つ
  2. セロトニンを増やせる食事
  3. 質の良い睡眠
  4. 適度な運動

が重要になります。

梅雨の時期は精神的な不快感だけはでなく、

必ずではありませんが、物理的に、

うつ病にかかりやすい条件が揃っているのも事実です。

気を付けなければいけない季節と言えるのです。

それでも、

梅雨ならではの楽しみ方もありますので、

ご紹介します。

 

梅雨ならではの紫陽花がおすすめ!!

鬱陶しい梅雨の時期に、

しっとりとしていながらも

辺り一面にど~んとキレイな花を咲かせる、

梅雨の代名詞の紫陽花がありますね。

鎌倉の紫陽花は有名です。

京都の紫陽花もスゴいスポットがありますね。

有名な観光名所ですし、

本当にキレイです。

マニアックかもしれませんが、

山形にも紫陽花の名所があって、

風情があってとてもいい場所が多いですよ。

 

日照時間が少ない梅雨の時期でも、

曇っていても太陽の光は浴びれます。

太陽の光を浴びることで、

脳内の神経伝達物質の一つで

別名「 幸せホルモン 」とも呼ばれる、

セロトニン

の合成量が増えるといわれています。

日光を浴びる機会が減る季節ですから、

紫陽花を見にお出かけすることで、

セロトニンも増やせる・・・

一石二鳥の機会を設けてみるのはいかがでしょう?

「きれいだな~」

「楽しいなぁ」

と感じることでも、

幸せホルモンは分泌しますよ。

 

あまり外には出たくなかったら、

好きな音楽を聴いたり、読書をしたり、

アロマでリラックスをしたり。

自分がゆったりとできる空間を作って、

もうすぐやってくる夏に向けて、

準備を整えていくことも悪くありません。

1ヶ月~1ヶ月半の梅雨。

自分なりのリズムと対処法で、

乗り越えていきましょう。

 

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心理士・カラーボトルカウンセラーの“moco-nico”です。 シアワセな毎日を送るきっかけになるような、その人その人に合うオリジナルアイテムを作らせていただいています。
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